
オーベルジュなるものをご存知だろうか? 主に郊外にある宿泊施設付きのレストランのことである。発祥の地は美食の国フランスで、その歴史は中世にさかのぼるとも言われている。1900年に創刊したレストラン・ホテルガイド「ミシュラン・ガイド」による格付けと車の普及によって、都会の喧騒から離れ田舎でゆっくりと美味いものを食べたい、というフランス人の注目を集めた。
オーベルジュでの楽しみはなんと言っても、その土地で採れた新鮮な野菜や、そこでしか味わえないジビエ(狩猟によって捕獲した鳥獣)、魚介などを使ったフランス料理。そして宿泊施設があるため、時間を気にすることなく、ゆっくりと料理やお酒を楽しむことができるのだ。
しかしフランスまで行かなければ、オーベルジュに出会えないのかと言えば、そうではない。国内でも、本場さながらのロケーションと料理が楽しめるオーベルジュが全国にある。その先駆けとなったのが、東京でビストロブームを巻き起こした勝又登氏が都会を離れ、箱根にオープンした日本初のオーベルジュである。現在では一日数組限定のアットホームなところから、ホテル並みの宿泊施設を備えたオーベルジュなど、目的に合わせて選ぶことができる。
そして一番の楽しみとなるのは、やはり料理。土地ごとで採れる食材は千差万別で、そこにシェフの個性的なセンスが加われば、各地のオーベルジュでフレンチ以外にもイタリアンなど、さまざまな料理が楽しめる。そしてなんといっても料理のスパイスとなるのが、大地の匂いや澄んだ空気など、味覚以外の感覚で味わえる自然。都会では見つからない“ご馳走”を求め、旅に出てみてはいかがだろう。

そして一番の楽しみとなるのは、やはり料理。土地ごとで採れる食材は千差万別で、そこにシェフの個性的なセンスが加われば、各地のオーベルジュでフレンチ以外にもイタリアンなど、さまざまな料理が楽しめる。そしてなんといっても料理のスパイスとなるのが、大地の匂いや澄んだ空気など、味覚以外の感覚で味わえる自然。都会では見つからない“ご馳走”を求め、旅に出てみてはいかがだろう。
