TOP > Special > 7月特集「ものづくり、日本代表」
  アトム、ドラえもん、鉄人28号、ガンダム……。私たち日本人にとってロボットとは、ヒーローであったり、友達のような存在であったりする。豊かなアニメ文化が育んだとも言えるわが国のロボット技術は世界的にも有名だ。近年では、ホンダの「ASIMO」やトヨタの「パートナーロボット」が愛嬌たっぷりに動き回る姿を目にする機会が増え、ロボットをグッと身近に感じる人も多いだろう。

  日本人にとって憧れとも言えるロボットが家庭にやってくる。そんな夢のような話を実現させたのがタカラトミーのホビーロボット「i-SOBOT」。ここではあえて親しみをこめて“くん”を付けて呼ばせていただこう。

  この「i-SOBOT」くんは世界で最も小さな量産されている二足歩行ロボットとして、ギネス世界記録にも認定されている。一体あたりなんと31,290円(税込)という低価格。高級家電以上の値がつけられていたのが今までのロボットなのだから、店頭で見かけて思わず買って帰ってしまうという世のお父さんも少なくないだろう。低価格とはいっても侮るなかれ、この「i-SOBOT」くんの体内には17ものサーボモーターが搭載され、行動パターンは約200種類、効果音は約90で、話す言葉は約180ワード、そして5曲のオリジナル音楽を奏でることができる。人間の話す言葉も10パターン認識し、コミカルに動きまわってくれる。「i-SOBOT」くんにプログラミングされた性格は、“かっこつけたがりの3枚目”で、時には転んでしまったり、陽気に踊ってくれたりと見ているだけで笑顔がこぼれてしまうのだ。

  また、SANYO(三洋電機)とのコラボレーションとして、繰り返し使える充電池「eneloop(エネループ)」を搭載し、小さな子供たちにも分かりやすく環境問題について学んでもらうため、メッセンジャーとしても活躍の場を広げている。

  日本で生まれたロボットには顔があり、それぞれ性格を持つ。そして“ロボットと一緒に遊ぶという発想”は世界的に見ても独自のスタイルだという。この人間臭い日本の機械に、今世界中から熱い視線が注がれているのだ。
『Omnibot17μ i-SOBOT(オムニボットワンセブンミュー アイソボット)』
価格:31,290円(税込)
寸法:W100×H165×D67mm
質量:約350g(バッテリーを含む)
セット内容:組み立て済みロボット本体、液晶モニター付コントローラー、エネループ専用充電器
【問い合わせ先】
株式会社タカラトミーお客様相談室 TEL03-5650-1031