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コンバースアディクト ― CONVERSE ADDICT ―

　見る人が見ると“おっ”と思い、知らない人が見ても“どことなく、かっこいい”と感じさせるスニーカー、それがCONVERSE ADDICT（コンバースアディクト）だ。一見すると、老若男女に愛されている“オールスター”であるが、ヒッピーと呼ばれる若者達が新たな文化を開花させた時代のデザインを踏襲し、最新のテクノロジーを搭載した大人のための一足である。

コンバースアディクトチャックテイラー　それでは、スニーカーマニアならずとも虜にする、コンバースアディクトの魅力を説明しよう。

　コンバースアディクトは、1960年代のオールスターのディテールを再現し、現代に甦らせたもの。ヒールパッチはブラックに白抜きの文字、そして大きな星とそのサイドにある小さなふたつの星は、通称“三ツ星”と呼ばれるデザインだ。右足のタン裏には記名用のプリントが隠され、“芸”の細かさに男心をくすぐられる。シルエットの美しさはシャープに仕上げられたトゥーキャップが効いているのだろう。また、当て布とアーチ状のステッチによって両サイドを補強していることで、当時のバスケットボールプレーヤーたちの激しい動きにも対応した耐久性を持っている。

コンバースアディクトチャックテイラー　そして当時のモデルから進化を遂げている部分、それはインソールとアウトソールである。アウトソールには滑りにくく、磨り減りにくい「VIBRAM（ビブラム）」のソールを採用。ビブラムは、登山靴やスキーシューズなどに使われることが多く、長時間履いていても疲れにくいのが特長で、一般的なスニーカーに採用されることは珍しい。さらにインソールにはクッション性に優れた「PORON」をヒール部に搭載した、取り外しが可能なカップインソールで、足を包み込まれるような“履き心地”が実現した。

　今回のシリーズでは、レザーのホワイトと、キャンバス素材のブラック、そしてマルチカラーの３タイプ。“ADDICT=依存する、中毒”と意味しているとおり、今シーズンも“コンバース中毒者”が続出しそうだ。特に前作「チャックテイラーマテリアルハイ」“カモフラージュ”柄が、瞬く間にセレクトショップの店頭から消えていったように、今回のマルチカラーも多くのファッショニスタの熱い視線を集めることだろう。

2009年10月10日（土）より全国のセレクトショップを中心に販売開始